中村橋之助さん、河合祥一郎さんを迎え『KUNIO TALK 002』開催!

公演情報

2018年よりスタートした『KUNIO TALK』は、杉原邦生が、いま、会って話したい方をゲストにお迎えし、毎回異なるテーマでここでしかできないお話を聴くトーク企画です。
第二回となる今回は「西洋と日本、古典と現代の距離」をテーマに、実演家と研究者の異なった目線からのトークを行います。ゲストには、歌舞伎俳優の中村橋之助さん、東京大学教授でシェイクスピア研究が専門の河合祥一郎さんをお迎えし、それぞれのフィールドでご活躍されるお二人のお話をお聞きします。2019年12月のKAAT神奈川芸術劇場プロデュース『オイディプスREXXX』公演で創作を共にしたお二人との『KUNIO TALK』をおたのしみに!

▶︎ 公演情報はこちらから

【第二回ゲストのご紹介】

中村橋之助[歌舞伎俳優]

父は八代目中村芝翫。
平成12年9月 歌舞伎座〈五世中村歌右衛門六十年祭〉の『京鹿子娘道成寺』の所化と『菊晴勢若駒(きくびよりきおいのわかこま)』の春駒の童で初代中村国生を名のり初舞台。
平成14年1月 歌舞伎座『さくら川』の小坊主柳珍。
平成16年9月 歌舞伎座『恋女房染分手綱』自然薯の三吉と『菊薫縁羽衣(きくかおるゆかりのはごろも)』天人煌、同年12月歌舞伎座『今昔桃太郎』桃の花の妖精。
平成17年1月 浅草公会堂『鏡獅子』胡蝶の精。
平成19年4月 歌舞伎座『沓手鳥孤城落月』裸武者石川銀八。
平成20年8月 歌舞伎座『三人連獅子』子獅子、9月三越劇場『俄獅子』若鳶梅吉。
平成21年1月 国立劇場『十返りの松』松の童などに出演。
平成28年10月 芸術祭十月大歌舞伎にて四代目中村橋之助を襲名
2018年12月にKAAT神奈川芸術劇場プロデュース『オイディプスREXXX』(演出:杉原邦生)にて初の現代劇に出演した。

▶︎ 中村橋之助 

河合祥一郎[英文学者]
1960年7月6日生まれ。日本シェイクスピア協会会長。東京大学芸術創造連携研究機構長。東京大学大学院総合文化研究科教授。専門は表象文化論、英米演劇、シェイクスピア。読売演劇大賞選考委員、新国立劇場評議員、彩の国さいたま芸術劇場シェイクスピア企画委員会委員長などを務める。東大卒。ケンブリッジ大学と東京大学より博士号(Ph.D.)取得。著書に『シェイクスピア――人生劇場の達人』(中公新書)、『あらすじで読むシェイクスピア全作品』(祥伝社新書)、『謎解き「ハムレット」』(ちくま学芸文庫)、『シェイクスピアの正体』(新潮文庫)、『ハムレットは太っていた!』(サントリー学芸賞受賞)ほか。自ら演出を手掛けるKawai Projectで第11回小田島雄志・翻訳戯曲賞特別賞受賞。角川文庫から新訳シェイクスピア刊行中。ソポクレス『オイディプス王』光文社古典新訳文庫のほか、児童文学新訳(角川つばさ文庫)も手がけている。
▶︎ KAWAI Project ホームページ

【司会】
九龍ジョー[ライター、編集者]
著書に『メモリースティック ポップカルチャーと社会をつなぐやり方』(DU BOOKS)など。編集を手がけた書籍多数。『文學界』にて「若き藝能者たち」、松竹公式サイトにて「エンタテインメント歌舞伎考」連載中。