イントロダクション／ストーリー
INTRODUCTION/STORY
イントロダクション
お客さんいっぱい招いたからにはLet'sパーティー♪
テンションダダ上がり↑↑YES。だから、ご遠慮なく、躊躇はなし、
Don't be shy！ 思いっっっきり騒いで、精一っっっ杯もてなして、
一っっっ生懸命生きて、やり切っっって、それで死んじゃっても良いんじゃない？
文句Nothing！サイコーの人生！サイコーの老後！有終の美！！
孤独…？んなこた、ないなーい。それが僕らのメッセージ！？
KUNIOが送るサイコーにHOT☆な、人生MAX!!!不条理劇。
春風薫る劇場にウェルカムです！
ストーリー
水に囲まれた島にある塔で暮らす老人と老婆。
老人は「世界を救うメッセージ」を伝えるため、
大勢の聴衆とそのメッセージを代弁する弁士を招いていると言う。
やがて、二人は次々とやってくる客人の応対に追われ始めるが…
演出・美術
杉原 邦生 Kunio Sugihara
演出家、舞台美術家。KUNIO主宰。1982年東京生まれ、神奈川県茅ケ崎育ち。EXILEファンクラブ“EX FAMILY”会員。特定の団体に縛られず、さまざまなユニット／プロジェクトでの演出活動を行う。人を喰ったような生意気さとポップなバランス感覚を兼ね備えた演出が特徴。主な演出作品に、09年4・5月キレなかった14才?りたーんず『14歳の国』、10年5月木ノ下歌舞伎『勧進帳』、11年9・10月KUNIO09『エンジェルス・イン・アメリカ』、12年7月木ノ下歌舞伎『義経千本桜』、12年9月KUNIO10『更地』など。また、こまばアゴラ劇場〈サミット〉ディレクターを08年より2年間務め、KYOTO EXPERIMENTフリンジ企画では10年より3年間コンセプトを担当した。
作
ウージェーヌ・イヨネスコ Eugène Ionesco
不条理演劇の代表的劇作家。ルーマニア人の父とフランス人の母との間にルーマニアで生まれた。ブカレスト大を卒業したが、1938年以降はフランスに定住。50年、52年に立て続けに発表したフランス語の戯曲『禿の女歌手』と『椅子』は古典劇の規則にとらわれない“不条理演劇”として、当初は受け入れられなかったが、50年代後半からは一躍脚光を浴び、現代演劇に大きな影響を与えた。平凡な日常を滑稽に描きつつ、人間の孤独性や存在の無意味さを鮮やかに描き出し、一連の戯曲では一貫してファシズムを告発した。70年、仏学士院会員にも選ばれている。1994年に死去。
舞台監督：大鹿展明
照明：魚森理恵
音響：齋藤学
映像：天野史朗
衣装：植田昇明（kasane）
宣伝美術：加藤賢策（東京ピストル）
チラシ・WEB写真：相模友士郎
WEB：ヨシダホーセー
演出助手：大原渉平（劇団しようよ）
制作：土屋和歌子／小林みほ
京都芸術センター制作支援事業
著作権代理：(株)フランス著作権事務所
共催：京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター
企画制作・主催：KUNIO
初演：アイホール2008年2月／関西を拠点とするパフォーミング・アーティストとの共同製作事業“Take a chance project 018”
プロダクションノート
PRODUCTION NOTE
2008年から５年間の旅を経て、2013年ついにファイナル公演。
KUNIOの上演する『椅子』は、2008年2月にアイホールが主催する、関西を拠点とするパフォーミング・アーティストとの共同製作事業“Take a chance project 018”でKUNIO03『椅子』として初演。アイホールの広々とした空間を使い、最後にはアクティングエリアだけでなく、舞台全面に並ぶ椅子が現れるダイナミックな演出が印象的であった。
2011年、東京と名古屋で再演するが、空間が大きく変化し、また演出も大胆に変更。新たにKUNIO08『椅子』として上演。そして京都での上演を望む声に応え、このメンバーでの『椅子』はついに京都で“ファイナル”を迎える！！
※KUNIOの後ろに来る「03」や「08」は作品ナンバー
KUNIO03『椅子』Photo by Toshihiro Shimizu
嬉々として生まれ変わった現代のKUNIO版不条理劇『椅子』！！
2011年2月、東京・こまばアゴラ劇場と名古屋・うりんこ劇場で上演されたKUNIO08『椅子』では空間や美術、演出の改編に加え新たに、弁士役には、東京を拠点に活動しヨーロッパでも話題のパフォーマンス団体“FAIFAI”の山崎皓司氏を迎え、さらに映像効果も加わった。世界的に活動する“山海塾”の舞踏手で即興ダンサーである岩下徹氏と、SPACに在籍していた経験のある細見佳代氏が劇場全体を巻き込み、杉原邦生の創造する不条理な祝祭空間へと誘います。
KUNIO08『椅子』Photo by Toshihiro Shimizu
