KUNIO11 HAMLET

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札幌から東京へ

Thu, 31, Jul, 2014


さあ、KUNIO11『ハムレット』最終の地・東京のあうるすぽっとへやってきた。





どうやらあうるすぽっとでの公演、チケットは2日目は完売、初日も残りわずかだそうだ。まだ予約してない者は急いだ方がよいの。


さて、札幌公演も沢山の拍手をいただく事ができた。お越しいただいた皆、札幌市教育文化会館の皆、ありがとう!!


札幌市教育文化会館のみなが大きな垂れ幕をつくり宣伝をしてくれたようだ。
さすが、北海道サイズであった。

教文大使のコネ・クート氏と…

そして、いよいよ東京公演。


京都→豊橋→札幌と上演を重ね、作品も変化を続けているように見えるのは、劇場や土地、お客さまの雰囲気によるものなのだろうか…それだけではなかろう。
ぜひ、他の地でご覧になった方も場所を変え見てみるのも楽しいぞ。



さらに、あうるすぽっとホワイエでは、あうるすぽっとシェイクスピアフェスティバル2014 『ホワイエ展示 シェイクスピア城』を開催しておる。
こちらは、本濃研太氏の手がけたシェイクスピア。面白みと温かみのあるダンボール作品だ。お城や布のお庭の完成もとても楽しみである。
 


では、劇場でお会いしよう。


京都から豊橋へ

Sat, 12, Jul, 2014


ご無沙汰しておる。
 私はいま豊橋公演の会場である穂の国とよはし芸術劇場PLATにおる。


さて、京都公演の様子を報告せず、申し訳なかったの。


京都では演出家・杉原邦生氏にインタビューを試みたぞ。

ふむ…忙しそうだが…

ううっ。
 


…という事で、インタビューはまたの機会にしておこう…


さて、穂の国とよはし芸術劇場PLATだが。


我々の到着したときは、台風が心配され、大雨だったが晴れてくれた。

ちなみに、この劇場は駅からすぐ!
そして、会場のアートスペースは北エントランスからが入るとすぐだ。


いよいよ、豊橋の公演がまもなく始まるの。
ぜひ、豊橋のみなさま楽しみにしてくれたまえ。

※のんほいソフトクリーム(250円)…穂の国とよはし芸術劇場のカフェで販売中。


出演者インタビュー⑭ 鍛治直人さん

Tue, 1, Jul, 2014


さあ、いよいよ本番だ。
インタビューのトリをつとめるのは、亡霊そして、クローディアス役を演じる鍛治直人氏だ。

——シェイクスピア作品には沢山出演していると思うが、印象を伺おう。


台詞1つ1つが長い!

シェークスピアに限らずこの時代の戯曲は1で言えることを10かけて言う。


——ほほう。では、この “Q1”※1の新翻訳台本はいかがかな。


台本をもらった時「わっ、薄っ!?」
って思いました。以前演じた事のあるF版に比べると半分ぐらいの印象ですね。それと今回決定的に違うのは徹底的に韻文にこだわった翻訳だというところ。
僕の台詞などほぼ全編韻文ですからね。
苦労させられてます…(笑)


——ほほう。その稽古場はどうだったかな。


僕は遅れて稽古に参加したんですがkunioの稽古場の雰囲気もとても良く、すぐに溶け込めました(^o^)v


と、自分では思ってます…。  

——で、邦生氏はどんな演出家かね。


チラシ前面に御自分を押し出す演出家です(-_-;)


——私のモデルの人物のようなものかの…では、彼にぜひ言っておきたい事はあるかな。


言いたい事は常に言わせてもらってます(笑)


ただそれは僕が年上だからというわけではなく、出演者全員がそう出来る現場をkunio氏が作っているのだと思います。
僕は、まず現場の雰囲気を作り、その事によって役者の持ってる力を最大限に引き出す、そういう演出家が好きですね。


——ほほう!シェイクスピアが生きていたらなにか聞くかね。


全作品、全セリフの解釈を細かく聞いてやります。
だって、こんな極東の国で数多の役者が百年以上もあーでもないこーでもないって演ってるんですから。


——さすがだの。では最後に意気込みを頼む。


ええ、”自分たちの演劇”を貫きたいと思います。




——それでこそ!楽しみにしておる 。



ロンドンへの留学経験もあり、数々の名だたる作品に出演し文学座でも活躍するだけある。王という存在を演じるからか、彼がいるだけで、作品も空気も引き締まる。しかし、自身の舞台の本番の合間にも稽古に参加し、遅れての参加であったが私もその事を忘れていたくらいだ。


期待してくれたまえ。


さて、出演者インタビューはこれでラストだが、次からは本番の舞台裏の様子などをお伝えしていくぞ。
お付きあいいただきたい。


ではまた。


○○鍛治直人さんの詳しいプロフィールは、CASTからご確認いただけます。○○


※1 “Q1”…『ハムレット』の最も古く、1603年に刊行された第1四折本(Quarto)のこと。後に刊行された、第2四折版(1604)と第1二折本(Folio)は それぞれ”Q2”, “F1”と呼ばれ、これらを折衷・編集したものが最も多く上演されている。


出演者インタビュー⑬ 木之瀬雅貴さん

Sun, 29, Jun, 2014


京都は夏のような暑さだ。舞台も組まれ、着々とできあがってゆくぞ。
さて、インタビューも残り2人となったの。今日は、お待ちかねのハムレット役、木之瀬雅貴氏だ。
 
——まずは、いつものようにシェイクスピア作品の印象を伺おう。


シェイクスピア…聞いたことある。


ハムレット……名前は知ってる。


ご多分に洩れず、お堅い・敷居が高い・難しい、と思ってたので、自分とは縁のない世界だろうという印象でした。


——みなも似たような印象だったの。今回の “Q1”※1、それから新翻訳台本はいかがかな。


“Q1”、とにかく早い!速い!


以前、大学の授業発表公演で『ハムレット』を上演したのですが、その時は日本でよく上演される長いバージョンを使いました。そっちは、カットせずに通すと4時間半くらいかかります。
それに対して“Q1”のスピード感は、潔さと、拭いきれない説明不足感とのせめぎ合いがスリリング!福岡にあるスペースワールドの“ザターン”に近い感覚です。本当に速い。
あまり上演されない“Q1”バージョン、加えて新訳なので、よく知られた『ハムレット』でありながら、まるでシェイクスピアの新作を上演するような気分で、震えてます!
 
——ほほう。その例えは私には難しいが…。ふむ。本番まであとわずかだが、東京での稽古はどうだったかね。


前半は笑って、中盤は悩んで、後半は迷って…
“Q1”というビッグウェーブを、この船で乗り越えた感があります。


ぽっと出の、いやまだぽっと出てすらもいないミジンコな自分を、皆さんに大いに叩いて揉んでしごいてもらいました。ようやく、自力で泳げるようくらいにはなれた気がします。


——稽古で邦生氏はどんな演出家だったかね。


答えじゃなくて、「考える」ことを促してくれるから、日常生活でも以前より頭が回転するようになりました。


——そうか。せっかくの機会だ。なにか彼に言っておきたい事はないかね。


人生を変えていただきました。
ありがとうございます。


——じゃあ、ウィリアム・シェイクスピアにもないかね。


あなたが僕と邦生さんを出会わせてくれました。
ありがとうございます。


——なんだか私までうれしくなるが!最後に意気込みも聞こう。


日本演劇史上、最年少でハムレットを演じたという藤原竜也さんの記録は、21歳6ヶ月でした。
僕がそれを塗り替えます!
21歳4ヶ月のハムレット!
刮目せよ! 

——おお!パワーが満ちあふれておるの。楽しみにしておる。

現役大学生の彼だが、台詞も動きももちろん一番多いが、演出からの指示もどんどんと吸収し成長してきた。若くパワフルなハムレットが見られることだろう。本番まで油断ならんぞ、精進を続けるように。


さて、いよいよだ。
インタビューも次でラスト。
またお会いしよう。


○○木之瀬雅貴さんの詳しいプロフィールは、CASTからご確認いただけます。○○


※1 “Q1”…『ハムレット』の最も古く、1603年に刊行された第1四折本(Quarto)のこと。後に刊行された、第2四折版(1604)と第1二折本(Folio)は それぞれ”Q2”, “F1”と呼ばれ、これらを折衷・編集したものが最も多く上演されている。


出演者インタビュー⑫ むらさきしゅうさん

Fri, 27, Jun, 2014


さあ、ついに京都にやってきた。京都での様子も追って紹介してゆく予定である。
さて、インタビューを進めよう。今日は、フランシスコとフォーティンブラスを演じる、むらさきしゅう氏だ。

——シェイクスピア作品のこれまでの印象と、今回実際に演じてみて何か変ったかね。


言葉に振り回されてしまうって印象です、他の作品を読むのも上演を見るのも、途中で頭がごちゃごちゃしちゃって、ついていけなくなってしまうので、マラソンみたいだなぁって思ってました、言葉と戦ってようやく、読み終わる、見終わるって感じです。一作品身体を通すともうグタっとしてしまいます。
差はあまりないですね。ちょっと待って待ってって事ばかりです。(笑)
その方向に行きたくはないのにズルズルと言葉に引きずられて、気がつけば知らない所に持って行かれたりしちゃってます。


フォーティンブラスってハムレットの登場人物の中でも特殊な役どころだと思うんですけど、彼の存在自体に振り回されたりもしています。振り回されながら、材料を拾い集めてグツグツ大鍋で煮ている途中です。
まだまだここからもっと材料を入れてグツグツしていきます。


きっと美味しくなるはず。


——ほほう、味見が楽しみだの。今回挑戦する “Q1”※1の新翻訳台本について聞こうか。


“Q1”、新翻訳はスマートだなぁって感じ。でも、短くなっても大事な部分は消えてないし、むしろもっとわかりやすくクリアになったと思います。展開がジェットコースターみたいになって、こんなにたくさんの出来事が起こってるんだって再確認しました。
桑山さんが韻文、散文を意識して翻訳されているので、時間が進むってのがよくわかるような気がします。とにかく言葉が多いシェイクスピア、時間が引き伸ばされて喋れども喋れども時間が進まない感じがしてたのが、単純に最短距離を進むうえに韻文のセリフがあるという事で時間の進みがより明確になったのかもしれません。


稽古場で先輩方がやられるのが凄く面白いってのもあるんでしょうけど…(笑)


——邦生氏の稽古場はやはり楽しいかね。


凄く楽しいです。


僕立方体が凄い好きなんですね、稽古場の雰囲気はそれをつむ作業に凄く似てます。
物凄く大きなものをつくる時に一個の立方体をつむって事は凄く地味だし何してるのかわかんないんですけれど、その一個が残りの立方体の方向とか形とか大きさを決めちゃうので、それを積んでは壊し積んでは壊しって一番面白い、ドキドキする形を探してる感じです。


この例え伝わるのかな、なんかそういう楽しさです。
 
——積む作業と。では邦生氏はどんな演出家かね。


どんな…うーん、どうなんでしょう(笑)


人の中からも環境からも面白いものを嗅ぎつけるのがすげーうまい人だなってイメージがあります、面白いを嗅ぎつけて、迷わず飛び込み、爆笑してるって感じがします。


——では、彼に言いにくい事は何かないかね。


ない、ですね。


好きですぐらいしか…(笑)


——言いにくい事なのかね、それは。じゃあ、シェイクスピアには…


可愛いものと立方体どっちが好きですか?


僕はどっちも好きですけど、立方体は可愛いと思います。


——なかなか難しい質問をするのだな…。ふむ。では最後に意気込みも聞こう。


絞り尽くしてやりたいと思います。
劇場に風を吹かせるのが目標です。
その風を感じに来てくださいね。


—ありがとう。私も風を感じるのを楽しみにしておる。 

オリエンタルな雰囲気溢れる青年であった。可愛らしさを感じる返答もあるかと思えば、フォーティンブラスの強さも垣間見える。楽しみである。


さて、俳優へのインタビューも残すところ2人となった。
この舞台の幕開けも近づいてきたということだ。
引き続き、よろしく頼むぞ。


○○むらさきしゅうさんの詳しいプロフィールは、CASTからご確認いただけます。○○


※1 “Q1”…『ハムレット』の最も古く、1603年に刊行された第1四折本(Quarto)のこと。後に刊行された、第2四折版(1604)と第1二折本(Folio)は それぞれ”Q2”、“F1”と呼ばれ、これらを折衷・編集したものが最も多く上演されている。


出演者インタビュー⑪ 笹木皓太さん

Wed, 25, Jun, 2014


いよいよ、京都へ旅立つときだ。私も少しだが緊張してきたようだ。
さて今日は、バナード、イングランド大使などを演じる笹木皓太氏にお話しをきいた。

——シェイクスピア作品はどうかね。


シェイクスピアというと、なんというか、ザ・演劇というか、演劇の代名詞みたいな印象を持っていたんですが、古典と呼ばれるものに触れたことがあまりない僕にとっては、意外と昔の人も考えること変わらないんだな、と思いました。(笑)


でも、現代の人が書くものとは、うまく言えないんですけど何かが圧倒的に違うので、難しいなと思いながらも新鮮で楽しいです。


——楽しんでおるのだな。では“Q1”※1台本と新翻訳については、いかがかな。


スピード感がすごいなって思いました。もともと読んだことのあるハムレットは、言葉が多くて、重厚な分じっくり進んでいくなと感じていたんですが、今回のはもうポンポンいっちゃいますね。追いついてもらうのには技がいるんだろうなと思う毎日です。


——ほう。稽古場の雰囲気はどうかね。


大先輩ばかりで恐縮しまくりなんですが、悪ふざけパートでは…(笑)
とても楽しくて、泣きそうになるくらい笑ったのが生きてて久しぶりです。(笑)


とても暖かい空気なのでその分頑張らなくては、と思いますね。  

——邦生氏の演出は初めてだと思うが、どんな演出家かな。


僕から申し上げるのはおこがましすぎてもうそこについてはいままでの大先輩方のおっしゃる通りだ、というのが僕の限界ですね。
本当にすごいかっこいいなと僕は思うばかりです。


本当にです。


——この機会に彼に言っておきたい事はないかね。


えーと、そうですね…


京都公演の折には京都の美味しいものを食べたいのでどうか連れて行ってください…  

——それはわしもご一緒してよいかの。では、シェイクスピアが生きていたら言いたい事はあるかね。


お疲れ様です、よろしくお願いします!


と全力で媚を売っておこうと思います。


——むむ。すぐ見破られるきもするが。最後に意気込みを頼む。


あまり上演されていない“Q1”の翻訳おろしたて脚本とともに一生懸命がんばりますので、よろしくお願いします!


——ふむ。では貴重な時間をありがとう。

まだ若いのだが、稽古場での佇まいが異質で目をひく存在だ。なかなか良い顔をしているのだが、ときに滑稽なしぐさをして驚く。期待の若手だ。


では今日はこの辺で。


○○笹木皓太さんの詳しいプロフィールは、CASTからご確認いただけます。○○


※1 “Q1”…『ハムレット』の最も古く、1603年に刊行された第1四折本(Quarto)のこと。後に刊行された、第2四折版(1604)と第1二折本(Folio)は それぞれ”Q2”、“F1”と呼ばれ、これらを折衷・編集したものが最も多く上演されている。


出演者インタビュー⑩ 重岡漠さん

Mon, 23, Jun, 2014


東京での日々も残りわずかだ。
さて今日は、コーネリウス、レイナルドなどを演じる重岡漠氏だ。

——シェイクスピア作品に出演というのはどうかね。


悲劇の印象がとても強くて、自ら不幸に突き進んでいく主人公ばっかで、共感しずらいなーと。もっと友だちとバーベキューとかして普通の幸せ選んでもいいんじゃないかなーとか。


でもやっぱり、血縁関係とか、家族のつながりが今では考えられないくらい大事で、王位継承とかあるし、時代の差とかを考えるようになりました。


—— “Q1”※1の台本についてはどうかな。


とってもスピーディーなので、油断してると台詞だけが突っ走っちゃう。


長台詞とかだと、どうやって台詞の余白を埋めるか、ってよりも、どんな状態で台詞に乗るか、っていう感じですかね。イメージ大事ですね。


——このメンバーのなかで邦生氏の演出作品最多出演と聞いたが、今回の稽古はどうかね。


いつもより、すごく順調、に、見えます、ぼくはですけど。


今回も楽しいです。


——あらためて、邦生氏はどんな演出家かな。


真面目な方です、ものすごく。


——ほほう。彼に言いたい事は。


かっこいいっす、ものすごく。

——シェイクスピアが生きていたら言いたい事はあるかね。


文通したいっす。


——ほんとかの。英語だが…。まあ良い、最後に意気込みを頼む。


「祝祭詩劇」と銘打っているように、台詞にものすごくこだわって稽古を重ねています。


戯曲本来のおもしろさが味わえるのではと思います。


——ふむ、そうか…。稽古の貴重な時間を悪かったの。ありがとう。  

この座組のなかで邦生氏の演出作品には一番多く出演しているだけある。邦生氏の意図を組むのは誰よりも早いの。
彼は劇中劇のシーンで侯爵を演じているのだが、私はこのシーンを密かに楽しみにしているのだが。


では、ごきげんよう。


○○重岡漠さんの詳しいプロフィールは、CASTからご確認いただけます。○○


※1 “Q1”…『ハムレット』の最も古く、1603年に刊行された第1四折本(Quarto)のこと。後に刊行された、第2四折版(1604)と第1二折本(Folio)は それぞれ”Q2”、“F1”と呼ばれ、これらを折衷・編集したものが最も多く上演されている。


出演者インタビュー⑨ 田中真之さん

Sat, 21, Jun, 2014


先日は私も通し稽古というものを拝見したのだが、
これまでのインタビューでもあったように言葉が響く『ハムレット』になっておる。


さてこの勢いで、今日はマーセラスや劇中の黙劇で侯爵夫人を演じる田中真之氏にインタビューだ。


ん?彼はどこかな…
 
——ふぅ、危ない危ない。さて、シェイクスピア作品だが、どうかな。


スケールがでけえ。


——今回挑戦する “Q1”※1の台本はどうかね。


53ページしかねえ。
やるとなると長え。


——ふむ。常に簡潔な答えだ。では、初めての邦生氏の稽古はどうかな。


お祭りみたいに楽しいです。 

——ほほう。邦生氏はどんな演出家かね。


ついつい甘えちゃう頼れる兄貴的演出家。
緻密かつダイナミックな永遠の13歳。


——ティーンかね。そんな少年に言いたい事はないかな。


また使って下さい。


——で、シェイクスピアには…


おまえアングラ作家だよ。

——ひぃ!アンダーグラウンドとは。では最後に意気込みも簡潔に頼む。


ロックンロール!


——淡々とありがとう。楽しかったぞ。

なかなかの存在感であった。劇団俳優座に所属し、演劇実験室万有引力にも出演する彼は、劇中で台詞を発しない黙劇の公爵夫人を演じるのだが、妙な色気が出ておる。その経験ゆえであろうか。


では、次回もお楽しみにの。


○○田中真之さんの詳しいプロフィールは、CASTからご確認いただけます。○○


※1 “Q1”…『ハムレット』の最も古く、1603年に刊行された第1四折本(Quarto)のこと。後に刊行された、第2四折版(1604)と第1二折本(Folio)は それぞれ”Q2”、“F1”と呼ばれ、これらを折衷・編集したものが最も多く上演されている。


出演者インタビュー⑧ 森田真和さん

Thu, 19, Jun, 2014


そうか、先日稽古場が騒がしかったのは、本番の舞台と同じ設えを組んでいたからのようだ。
さあ今日は、ヴォルティマンド、役者などを演じる森田真和氏だ。



——シェイクスピア作品に出演したことはあるのかね。


シェイクスピアの作品には今回、初めて出演します。


——初めて演じてみてどうかね。


海外の作品だし、古典作品だしってなると、もう自分とは別次元の話のような気がしてたけど、演じてみると、身近に感じる部分は意外と多かったですね。


——ふむ。それに今回は新翻訳。いかがかな。


語感が良くて、日本人に馴染むリズムで書いてくださってるので、心地よく読めます。


あと、横書きの台本って良いですね。


——ほほう。普段大阪に住んでいると聞いたのだが、東京での稽古はどうかな。


関西でも、東京でも、KUNIOはKUNIOでした!


楽しく稽古させていただいてまーす。

——邦生氏の作品へは何度か出演しているようだが、邦生氏のことはどう思うかね。


出会った頃から元気でしたけど、今のほうがより元気です。
昔も今も、変わらず、尊敬できる人ですね。


——普段彼に言いにくい事はないかね。


何度も言いますけど、本当に、尊敬してます。


普段、面と向かって言えないでしょ恥ずかしくて。
まぁ、ここで言ったら、余計、恥ずかしい感じになりましたね申し訳ない!


——ああ、ああ。いや素晴らしい事だ。では、シェイクスピアが今ここにいたら言いたい事はあるかね。


新作、楽しみにしてます!


——ほう!意気込みをいただこうか!


『ハムレット』と言えば、KUNIO11
どうせやるなら、そう言われたい。


——よっ!では貴重な時間をありがとう。

彼は今回のメンバーのなかでKUNIO作品の最多出演者だ。個性派の俳優が多いこの稽古場でもひときわ異彩を放つからだろう。
劇中劇で役者を演じるのだが、ぜひ楽しみにしてただきたい。


それでは、またお会いしよう。


○○森田真和さんの詳しいプロフィールは、CASTからご確認いただけます。○○


出演者インタビュー⑦ 後藤剛範さん

Tue, 17, Jun, 2014


何やら稽古場が騒がしいが…。インタビューを続けよう。
今日は、レアティーズを演じる後藤剛範氏だ。

——これまでのシェイクスピア作品の印象と今回演じてみてどうかね。


学生の頃、シェイクスピアは演劇の神様として絶対的なものという印象がありましたが、今はシェイクスピアも同じ人間だよなハゲ、という気持ちで挑んでます。


——お、おおう。今回の“Q1”※1、さらに新翻訳だがどうかね。


登場人物がみんな間が抜けてるな、と。(笑)


戯曲の構造上、役者として台詞を喋るという基本的なところをしっかりしないといけないと。
つまり“Q1”だけに一から出発しないといけないなと感じてます。


——ふむ。邦生氏とは昨年の木ノ下歌舞伎に続き2度目と聞いたが、今回の稽古はどうかな。


笑ってばっかいましたが課題がみつかり、最近はあまり笑えなくなってきました。


木ノ下歌舞伎もそうでしたが、自分の中にないアプローチを全員で共有して作ってく作業があり、これはとても大変なことですが、なかなかない貴重な時間だと思います。


——ほほう稽古も佳境になってきたようだの。で、今回も一緒にやってみて邦生氏はどんな人だと思うかね。


今回の座組はみんなふざけるの大好きなおじさんが多いなと思ってたんですが、実は邦生氏が率先してふざけてるのだなーと最近気づきました。(笑)

——邦生氏に言いたいことはあるかの。


劇団に興味はありますか?


——ほほう。劇団というスタイルに興味があるかということかの。では、シェイクスピアに言いたい事はあるかね。


僕も化粧のしすぎは良くないと思います。


——ふむ。最後に意気込みを頼む。


大学の頃なんですが、演劇をみたこともない友人達の前で、シェイクスピアの独白を披露しなければいけなくなり、無理矢理やらされたことがあったんです。
結果、予想をはるかに越えたスベリと友人達の引いた顔が今でもトラウマとして心に残ってます。


同じ悲劇は二度と起こしたくない!


——ではお手をお借りして失礼した。ありがとう。  

人は見かけによらぬもの、身体が大きく強面ではあるが、優しく接してくれたの。これまで見た事がないレアティーズになることだろう。


では、また。


○○後藤剛範さんの詳しいプロフィールは、CASTからご確認いただけます。○○


※1 “Q1”…『ハムレット』の最も古く、1603年に刊行された第1四折本(Quarto)のこと。後に刊行された、第2四折版(1604)と第1二折本(Folio)は それぞれ”Q2”、“F1”と呼ばれ、これらを折衷・編集したものが最も多く上演されている。