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写真NEWS
最新情報- 2019.12.17
- KUNIO15『グリークス』の掲載情報一覧はこちら
- 2019.12.17
- 読売新聞 2019年回顧〈演劇〉欄に掲載
- 2019.12.12
- 朝日新聞で『グリークス』について掲載されています
- 2019.11.29
- 毎日新聞デジタル版に『グリークス』の劇評が掲載されています
- 2019.11.28
- 朝日新聞に『グリークス』の劇評が掲載されました
- 2019.11.26
- 読売新聞に『グリークス』の劇評が掲載されました
- 2019.11.22
- 神奈川新聞にインタビューが掲載!
- 2019.11.21
- The Japan Timesに『グリークス』の記事が掲載されています
- 2019.11.19
- 日経新聞に杉原邦生のインタビューが掲載!
- 2019.11.18
- KUNIO15『グリークス』劇評イベントのお知らせ
- 2019.11.12
- ぴあに杉原邦生のインタビューが掲載されています
- 2019.11.09
- ステージナタリー に舞台写真が掲載されています
- 2019.11.06
- KUNIO15『グリークス』動画公開!
- 2019.11.06
- 演劇最強論-ingに杉原邦生のインタビューが掲載!
- 2019.11.06
- 京都新聞に杉原邦生のインタビューが掲載!
- 2019.11.01
- KUNIO15『グリークス』東京プレビュー公演のお知らせ
- 2019.10.31
- 朝日新聞に杉原邦生のインタビューが掲載
- 2019.10.31
- KUNIO15『グリークス』プレビュー公演のお知らせ[10/30更新]
- 2019.10.08
- ステージナタリーに小澤英実×杉原邦生対談が掲載!
- 2019.09.27
- 安藤玉恵さんと杉原邦生の対談が掲載![10/5更新]
- 2019.07.27
- KUNIO15『グリークス』神奈川公演先行発売のお知らせ
OUTLINE
作品概要演出家よりコメント
僕は〈大きな演劇〉が好きです。僕の言う〈大きな演劇〉とは、時間や空間、物量など物理的な〈大きさ〉の上に、物語としての〈大きさ〉をあわせ持った演劇のことです。簡単に言えば、長ったらしくて壮大なストーリーの演劇が好きということです。なぜなら、長い時間をかけることでしか表現できない物語や世界があるから。そして、そういう作品でしかつくり出せない祝祭的な時間と空間がたまらなく好きだから。それが僕の思う〈大きな演劇〉の魅力であり、『グリークス』はその魅力が詰まりまくった演劇だと言えます。
「誰のせいだったのか。」─── 約2500年前、古代ギリシャで生まれた悲劇10本によって紡がれるこの物語が、現代の僕たちに投げかけてくる問い。それは、とてもシンプルです。人は抱えきれないほどの不幸や災難、苦しみや悲しみに襲われたとき、必死にその原因をわかりやすい形で求めはじめます。やがて、ひとつの答えが導き出されると、憎しみや怒りが湧き上がり、そのものを消し去りたいと強く願います。そして、その強い願いがまた新たな悲劇を生み出していくのです。
「誰のせいだったのか。」と過去を掘り下げていくことが悲劇を生み続けていく。この連なりは一体いつになれば終わるのか。いつになれば人間は悲劇から解き放たれるのか。もしかすると、この〈大きな〉問いと戦い続けることこそ、《戦争》も《殺人》もなくなることのない世界に生きる僕たち人間に、《神々》が与えた宿命なのかもしれません。しかし、この宿命はひるがえって、〈希望〉であるとも言えます。これまで答えの出ない問いに向かい続けることができたのは、そこに僕たち人間が僅かながらも可能性を見出してきたからだと思うからです。
10時間という長大な上演時間の中、古代ギリシャの悲劇を通して、人間が見出したその〈希望〉を生き活きとエキサイティングに現代へ描き出したいと考えています。そして、この〈大きな演劇〉が持つエネルギーとその魅力を、ぜひ劇場で共に体感してほしいと願っています。
杉原邦生
上演時間
上演時間[11月23日現在]
第一部 3時間*途中10分間の休憩2回を含む
第二部 2時間35分*途中10分間の休憩2回を含む
第三部 3時間10分*途中10分間の休憩2回を含む
11月21日(木)開幕!KUNIO15「グリークス」Trailer公開中
CAST&CREATOR
キャスト&クリエイター出演
アガメムノン 天宮良
クリュタイムネストラ 安藤玉恵
テティス 本多麻紀[SPAC-静岡県舞台芸術センター]
ヘレネ 武田暁[魚灯]
アンドロマケ 石村みか[てがみ座]
アイギストス 箱田暁史[てがみ座]
メネラオス 田中佑弥[中野成樹+フランケンズ]
アキレウス 渡邊りょう
ブリセイス 藤井咲有里
ピュラデス 福原冠[範宙遊泳]
タルテュビオス 森田真和
オデュッセウス 池浦さだ夢[男肉 du Soleil]
エレクトラ 土居志央梨
エウクレイア 河村若菜[SPAC-静岡県舞台芸術センター]
ヘルミオネ 毛利悟巳
カッサンドラ 森口彩乃
ニテティス 井上夕貴[さいたまネクストシアター|PAPALUWA]
クリュソテミス 永井茉梨奈
ポリュクセネ 中坂弥樹
オレステス 尾尻征大
イピゲネイア 井上向日葵
岩本えり
三方美由起
山口光
ヘカベ 松永玲子[ナイロン100℃]
プリアモス 外山誠二[文学座]
・
老人 小田豊
[登場人物相関図が特設サイトからご覧いただけます。]
スタッフ
編・英訳:ジョン・バートン, ケネス・カヴァンダー
翻訳:小澤英実
演出・美術:杉原邦生
音楽:Taichi Kaneko、西井夕紀子
振付:白神ももこ[モモンガ・コンプレックス]
照明:高田政義[RYU]
音響:稲住祐平*
衣裳:藤谷香子[FAIFAI]
舞台監督:藤田有紀彦*
京都公演舞台コーディネイト:大鹿展明
演出助手:大原渉平[劇団しようよ], 木之瀬雅貴, 西岳[シラカン]
プロダクションマネージャー:山添賀容子*
技術監督:堀内真人*
宣伝美術:加藤賢策[LABORATORIES]
文芸:稲垣貴俊
特設サイト制作:小林タクシー
版権コーディネイト:株式会社シアターライツ
制作:河野理絵, 前田明子, 加藤仲葉 ,つくにうらら
制作統括:横山歩*
プロデューサー:小林みほ[KUNIO], 千葉乃梨子*, 井出亮[京都公演]
*はKAAT神奈川芸術劇場
SCHEDULE&TICKET
スケジュール&チケット京都公演
令和元年度文化庁芸術祭参加公演
日程
11/10(日)
第一部11:00
第二部15:00
第三部18:00
会場
共催:KUNIO / 合同会社KUNIO,Inc.
助成:助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
主催:京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター
神奈川公演
日程
11/21(木)
第一部11:30
第二部15:00
第三部18:30
11/22(金)
休演日
11/23(土)
第一部11:30
第二部15:00
第三部18:30
11/24(日)
第一部11:30
第二部15:00
第三部18:30
11/25(月)
休演日
11/26(火)
第一部11:30
第二部15:00
第三部18:30
11/27(水)
第一部11:30
第二部15:00
第三部18:30
11/28(木)
休演日
11/29(金)
第一部11:30
第二部15:00
第三部18:30
11/30(土)
第一部11:30
第二部15:00
第三部18:30
会場
企画・製作:KUNIO / 合同会社KUNIO,Inc. KAAT神奈川芸術劇場
助成:公益財団法人セゾン文化財団 芸術文化振興基金
主催:KUNIO / 合同会社KUNIO,Inc. KAAT神奈川芸術劇場
1980年イギリスで初演された『グリークス』は、10本のギリシャ悲劇をひとつの長大な物語に再構成した長編戯曲。第一部「戦争」、第二部「殺人」、第三部「神々」からなる三部構成で、上演時間は10時間にも及ぶ大作です。本作品に、2011年KUNIO09『エンジェルス・イン・アメリカ』第1部「至福千年紀が近づく」・第2部「ペレストロイカ」の連続上演以降、木ノ下歌舞伎『東海道四谷怪談―通し上演―』(2013・17年)、同『三人吉三』(2014・15年)と、コンスタントに長編戯曲の上演に取り組み、2018年にはKAAT神奈川芸術劇場プロデュース『オイディプスREXXX』で初めてギリシャ悲劇に挑戦した杉原邦生が、満を持して『グリークス』全三部連続上演に挑みます。
また、今回の上演にあたっての新翻訳を、翻訳家の小澤英実さんが担当いたします。どうぞご期待ください。