子育て終えた初老の夫婦が、 MY HOMEまで失って、 すべてを無くした気になって、 なんだか希望が持てなくない? 人生終わった気にならない? でも、I Believe、 記憶だけは亡くしてなーい! ふたりの歴史はふたりのもの!! 想い出たくさん=MANY LOVE♥ 未来は過去といまの先→ 地に足つけて、歩むのみ!! これから死ぬまでふたりでたくさん想い出つくっていければいい。 この秋、KUNIOが未来に贈る、FUTURE MAX!! 二人芝居『更地』。 夫婦の愛が、空と大地に包まれます…
武田暁 AKI TAKEDA
近畿大学文芸学部芸術学科 演劇芸能専攻 卒業。劇団「魚灯」所属。
主な出演作品に卒業制作作品『風枕』(作・演出‖太田省吾)、魚灯『静物たちの遊泳』『着座するコブ』(作・演出‖山岡徳貴子)、 京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター主催『ディクテ』(演出‖松田正隆)。桃園会『浮標』(演出‖深津篤史)他、多数。また、松田正隆が作・演出・構成を務めるマレビトの会本公演には全ての作品に出演している。(『島式振動器官』『クリプトグラフ』『PARKCITY』『HIROSHIMA-HAPCHON』など)
杉原邦生演出作品には初出演。
大窪人衛 HITOE OHKUBO
1989年生まれ。京都府出身。2010年、劇団「イキウメ」(主宰‖前川知大)に参加。
同劇団を拠点に活動を始める。最近の舞台出演作『暗いところからやってくる』(作‖前川知大・演出‖小川絵梨子)、イキウメ『太陽』『散歩する侵略者』(作・演出‖前川知大)ほか、映画『ロボジー』(監督‖矢口史靖)、テレビドラマ『贖罪』(演出 黒沢清)など。
杉原邦生演出作品には、カトリ企画UR『文化系体育会』(作‖上野友之)に出演。
杉原邦生 KUNIO SUGIHARA
演出家、舞台美術家。
京都造形芸術大学在籍中より特定の団体に縛られず、さまざまなユニット、プロジェクトでの演出活動を行っている。
人を喰ったような生意気さとポップなバランス感覚を兼ね備えた演出が特長。2008年より2年間、こまばアゴラ劇場が主催する舞台芸術フェスティバル「サミット」ディレクター、2010年からKYOTO EXPERIMENTフリンジ(「HAPPLAY♥」「GroundP★」)のコンセプトを務めるなど、 持ち前の“お祭好き”精神で活動の幅を広げている。
最近では、こまばアゴラ劇場のサミットディレクターの集大成として、初めて既存戯曲を使用せず構成から杉原自身が手がけたKUNIO07『文化祭』や、上演時間が約8時間半にも及ぶ大作KUNIO09/KYOTO EXPERIMENT 2011『エンジェルス・イン・アメリカ』(作‖トニー・クシュナー)を上演するなど、その演出力により戯曲はもちろん、劇場空間自体に新しい風を吹き込むことで、作品を生み出している。KUNIOと平行して、歌舞伎演目上演の新たなカタチを模索するカンパニー“木ノ下歌舞伎”には、2006年『yotsuya-kaidan』(作‖鶴屋南北)の演出をきっかけに企画にも参加。
これまでに『三番叟』、京都×横浜プロジェクト『勧進帳』『義経千本桜』などを演出。そのほか主な外部演出作品に、2009年「キレなかった14才♥りたーんず」『14歳の国』(作‖宮沢章夫)、2009年「teuto」ダンス公演『ソーグー』など。
太田省吾 SHOGO OTA
劇作家・演出家。1939年9月24日、中国済南生まれ。学習院大学中退。
68年程島武夫、品川徹らと転形劇場を旗揚げ、70年より主宰。77年に矢来能楽堂で初演した『小町風伝』で第22回岸田戯曲賞を受賞。
沈黙劇『水の駅』『風の駅』『砂の駅』の「駅」三部作は国際的にも高い評価を受け、世界24都市で上演を重ねた。88年劇団解散後は、藤沢市湘南台市民シアター芸術監督を務めた後、近畿大学教授を歴任。
京都造形芸術大学映像舞台芸術学科 前学科長、同大学客員教授を務める。2007年67歳で肺がんのため、永眠。
舞台監督‖大鹿展明
照明‖魚森理恵
音響‖齋藤 学
衣装‖植田昇明[kasane]
チラシ・WEB写真(杉原,武田)‖堀川高志
web‖ヨシダホーセー
演出助手‖土屋和歌子
演出部‖楠 海緒
制作‖小林みほ
主催・共同製作‖KYOTO EXPERIMENT
製作‖KUNIO 協力‖イキウメ|エッチビイ|魚灯
助成‖平成24年度文化庁国際芸術交流支援事業
公益財団法人セゾン文化財団 公益財団法人アサヒビール芸術文化財団
EU・ジャパンフェスト日本委員会
協賛 ‖資生堂
認定‖公益社団法人 企業メセナ協議会 共催‖立誠・文化のまち運営委員会
「夜空だってことは、つまり、地球の上だってことだ」
家の解体を終えた更地。
一人の男と、一人の女がやってくる。
彼らは、その場所でのかつての生活を語りはじめる。
やがて「なにもかもなくしてみるんだ」と男は言い、
二人は誕生から人生の記憶を辿る旅へと出かける。
この作品は、バブル期の地上げの影響で歯抜け状態の土地が見られたであろう90年代初頭に書き上げられ、92年に、太田省吾が芸術監督を務めていた湘南台文化センター市民シアターで初演された。
キャストは岸田今日子、瀬川徹也。初老夫婦の印象。その後、阪神・淡路大震災の翌年96年に再演され、話題にもなった。
2000年には、中年夫婦の印象を持った韓国の俳優が出演し、「ソウル演劇祭」に出品。翌年には東京と京都で上演された。
京都では、太田が舞台芸術学科教授を務める京都造形芸術大学内の京都芸術劇場studio21のオープニング記念公演として上演した。
戯曲は、英語・ポーランド語・フランス語にも翻訳されている。
太田は近畿大学教授を経て、2000年から、京都造形芸術大学に新設された映像・舞台芸術学科学科長を務めた。
杉原は、2001年に同大学映像・舞台芸術学科2期生として入学し、太田に師事。1回生のときに「更地」韓国版の上演を目の当たりにする。
2005年に上演した太田が作・演出を務めた『聞こえる、あなた?―fuga#3』で、杉原は演出助手を務めた。
太田の描いた「更地」は過去の記憶を旅するが、杉原はそこに“未来”を描きます。
大学で教鞭をとった太田の目に映った演劇の未来がいま「更地」に何を立ち上げるのか、ご期待ください。
9月 27 日[木] 19:30 | △ |
9月 28 日[金] 19:30 | ◎ |
9月 29 日[土] 16:00* | × |
9月 30 日[日] 16:00* | ◎ |
◎余裕有り/△残席わずか/×完売
元・立誠小学校 講堂
〒604-8023 京都市中京区蛸薬師通河原町東入備前島町310-2(木屋町蛸薬師下ル)
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